3Dレーザスキャナ
Trimble X9
測量・土木/i-Construction用
常識を打ち破る、次世代の3Dレーザースキャナ
■NETIS登録情報
技術名称:自動合瀬機能を搭載した地上型レーザースキャナーシステム
NETIS登録番号:KK-220044-A NETISページ
ニコントリンブル Trimble X9【Perspective】は任意点に機械を置き、電源を入れ、計測ボタンを押すだけで点群計測が行えます。本体は軽量で三脚ごと移動してほぼ水平になるように置くだけ、計測した点群は直ぐに自動合成しタブレットで確認できます。
全世界の測量・建設・建築分野で高い実績のある地上型レーザスキャナ「Trimble X7」を更に進化させ、Trimble X7の高精度な自動整準、自動合成機能やキャリブレーション機能はそのままに、機能向上を実現しました。
さらに、センターユニットの設計を刷新。スキャン品質向上に必要な信号処理が改善し、低反射率対象物やステンレスなどの光沢面も確実に高速でスキャン可能となりました。
整準作業はオートキャリブレーション機能により必要が無く、リアルタイム全自動レジストレーション機能により点群が自動合成、ターゲットが無くてもOK。1秒間に100
万点のスキャンスピー ド で高精度、三脚はカーボン製の軽量なGITZO 三脚採用。
Trimble X9 特徴
簡単操作・簡単取扱い
Trimble X9は最大45°までの傾斜でも計測が可能です。±10°までなら整準している時と同様の精度でスキャンができ、三脚はカーボン製の軽量なGITZO
三脚採用している為、本体を取り付けたまま簡単に移動できます。
セルフオートキャリブレーション
Trimble X9は、スキャンを開始する前にスキャン精度保持のためにセルフチェックを行い、自動でキャリブレーションを実施します。
機器の傾き ±10°=3″ 精度で自動整準、機器内部温度と周辺環境温度の補正、アルベドによる距離補正、スキャン中の振動を監視
このキャリブレーションは、スキャン毎に行い、要する時間は僅か25秒です。この機能により、今までの測量機器とは異なり Trmble X9をラフに設置しても、精度を保持したスキャンが可能です。
また、スキャンごとに校正を行うため、長期間にわたって安全に器械を使用することができます。
リアルタイム自動合成機能
Trimble X9システムの最大の特長は、計測範囲150m、100万点/秒で計測した各ステーション間の点群合成を自動的に高精度で確実に行うことです。スキャン完了後、Trimble
X9は高速Wi-Fi通信を使ってタブレットに全てのデータを自動転送。
タブレットPCで動作するPerspective(パースペクティブ)ソフトウェ アは、独自のロジックでステーション間で取得した点群を高速かつ確実に合成していきます。
合成作業が完全に自動であることから、観測者は次々にスキャン作業を進めるだけでOK。従来、必要不可欠であった現場での複数ターゲットの設置、ターゲット位置の観測、それらの回収や移動を省略化できるだけでなく、オフィスに戻ってからのソフトウェアによる合成作業も不要です。
Trimble X9システムは、3次元測量における作業の負担を大幅に軽減し、 作業効率アップを提供します。地上型レーザスキャナにおける特別な経験を必要としない事から、導入しやすいだけでなく導入後の稼働率向上にもつながる全く新しい地上型レーザスキャニングシステムです。
高感度モード搭載
従来のレーザスキャナではスキャンできなかった低反射率の対象物も Trimble X9 はスキャンすることができます。
Trimble X7では高感度モードを選択でしたが、Trimble X9は常に高感度モード計測を行ないます、照射するレーザの波長(周波数)を変えることにより、アスファルトや黒っぽい対象物も確実にスキャンできるようになりました。
Trimble X9 Perspective 機能
3次元点群ビュー
Trimble X9 Perspectiveソフトウェアは、優れたビューエンジンにて合成された大量点群を軽快に分かリやすく表示します。
スキャン直後に合成された3次元点群を確認できるメリットは 「現場でのスキャン漏れの確認」「点密度の確認」に加え「作業の進捗状況がリアルタイムでチェックできる」ことで、再測を完全に防ぎます。
計測
Trimble X9 Perspectiveソフトウェア上で、 点群から「高さ・幅·長さ」などの計測が可能です。その場で計測できることによリ、
橋脚までの高さの確認など、 現場で即座に寸法を把握することができ、重機の導入経路の確保などにも役立ちます。
スライス
特に屋内のスキャン計測では、 天井や床の点群があることで確認したい箇所の点群が表示できないことが多々あリますが、 スライス機能を使うことで表示範囲を自由に制限し、点群を容易に確認することが可能です。
アノテーション機能
現場において任意の箇所に情報を持たせ、3次元点群へその位置と情報を紐づけたい場合に、 アノテーション(注釈) 機能が役立ちます。
タブレットPCに搭載されているカメラで注釈情報を残したい 箇所の写真を自由に撮影。スキャンされたデータの写真位置と一致する点群位置をワンタッチするだけで、
写真と入力した情報が指定の点群位置に紐づきます。
アノテーションは、 Trimble オフィスソフトウェアヘ引き継がれ、第三者へ の説明やプレゼンテー ションなど現場の説明に大いに役に立ちます。
Trimble X9 計測
計測時間
Trimble X9 は写真撮影込みで最短2分27秒で一回の計測ができます。
■セルフオートキャリブレーション 約25秒
■点群計測 約1分2秒 → 計測終了と同時にタブレットにデータ転送 → 自動合成
■写真撮影 約1分 → 計測終了と同時にタブレットにデータ転送
本体下部のLED表示ランプ
■オレンジ 電源ON時
■グリーン 計測スタンバイ時
■ブルー 点群計測時
■ホワイト 写真撮影時
■レッド 不具合発生時
Trinble X7 計測
Trimble X9 ジオリファレンス 座標付け
Trimble X9 Perspective はターゲットを使用して座標付けを行うことができます。座標付けには3点のターゲット位置が必要となります。各々ターゲット中心の座標値を予め測定して置き、計測時にターゲットが映るようにいたします。
専用のジオリファレンスターゲットは片面にミニプリズムが付いていますので、トータルステーションを使用した場合には簡単に座標測定ができます。
Trimble X9 での計測時は180度回転させプリズムが無い状態で計測します。
座標測定時
計測時
Trimble VISION360(高解像度カメラ搭載)
TrimbleX9は、10メガピクセルの高解像度カメラを搭載。スキャンされた範囲の全てを高解像度パノラマで撮影します。
今まで難しかった現場での鮮やかな色付け(カラーライゼーション)をタブ レット上で行うことも可能です。現場におけるカラー点群で確認することで、点群の視認性が大幅に向上します。
HDRモードで自然の色に点群を着色ができます。
写真(HDR)の有無での点群色の違い
現地写真(iPhone14pro)
HDRなし(設定:低 Trimble X7)
HDRあり(設定:低 Trimble X7)
Trimble X9 装備(付属品)
・バッテリーは標準で3個付属されており1日中計測しても問題なくご使用いただけます。
・本体にはSDカードが入っておりデータのバックアップを取っています。10メガピクセルの高解像度カメラを搭載。
スキャンされた範囲の全てを高・リュックには本体、バッテリー、充電器、タブレット、ケーブルが入り、側面にはカーボン三脚が取付できますので、全ての機材をオールインワンで持ち運びが可能です。
活用事例 Trimble X7 と SketchUp デジタルツイン
新築住宅の提案事例として敷地を3Dレーザースキャナで計測を行い、3D CADで新築住宅の設計したデータを使用したデジタルツインの事例となります。
従来、パースや写真等の2Dデータでご提案を行っていることが多く、お客様に伝わりづらいことがお悩みではないかと思います。3Dデータでお客様にご提案することで視覚的にわかり易くご提案できます。
Trimble X7 にて敷地及び周辺環境を計測
Trimble Sketchup にて設計した住宅モデルを敷地に配置
Twinmotionにて外観・内観部を動画作成
Dレーザスキャナ、計測請負業務
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カタログ Trimble X9